④特典会 

受付では番号札を提示して、身分証明書、購入履歴(注文完了メールの方をプリントしてたけど、購入履歴とスタッフが言ってるのでスマホで見せた)を提示。ふせんを持ってますかと言われたが、目の前にあるふせんは、持参して来たふせん(職場でもらった、ヨード卵光のふせん・・・)よりまともだったので、もらっといた。 
次の回の券をお持ちですかと聞かれたので、それも提示して受付をしてもらい、なんか建物の裏側? に行くと、メンバーの名前が書いてある看板が裏口? そばに立ててあり、番号順で並べという事だったので、とりあえず並んで前の人に何番ですか? と確認してから並んだ。
時間が近づくといよいよ裏口?(←?がしつこい)のドアが開かれ、スタッフの案内によって、会場内へ。
メンバーごとのブース、プレゼントボックスとふせんやペンが置いてある長テーブル、そして並ぶ列側にも長テーブルがあって、そこに荷物を置けとのこと。 
携帯、カメラ、ふせん、サインをしてもらう物だけ持って参加とのことだった。
見た感じ、ヒストリーボックス持参の人達は、写真集の、サインしてほしいページにふせんをはさんでた。なるほど、そういう感じなのね。 

まずはタクヤ。順番はすぐ。

待っている間、変な緊張はなかった。 ツーショットについては二年前の写メ会の感じをイメージしていたし、喋りたいことも、そこまで強く思うものはなかったので、普通に話そうと考えていた。 
自分の一つ前の人がブースに入ると、一歩前にと案内されて、そろそろかという頃になると、カメラを準備して下さいと言われて、携帯のカメラを起動して準備。間もなくカメラを中のスタッフに渡して下さいと言われて、ブースに入ると、蛍光オレンジのセーターを来たタクヤが。 
えっ、すごい色じゃと思って「すごっ」と言ってたら、ゆるっと「えっ何がですか?」と、きれいな声で言ってくるので、「いやーセーターの色がー」と返してみたがここは特に返事はなく。 
でも色すごくないか… ? さっきまで暗い場所に居たからまぶしかったんだ。

タクヤがこんにちは~と挨拶してきたので、いや、もう外だいぶ暗いしこんばんわで良くない? とか思いながら、もぞもぞと、こんにちはと返事しつつ、椅子に座ると、タクヤは無言でピースサインをしてきたので、おお、まずは撮影かと思い、私も何となくピース。 
次はサインだ。ふせんには本名を漢字で書いたが、文字だけだと寂しいので賑やかしにネコのイラストを書いていた。
 
「○○さん」 
当たり前に名前の確認の作業だが、名前を読んでくれた。 
名前を呼んでくれる、書いてくれる、その時だけ、言霊の力で、瞳も心も、私の方だけ見てくれる・・・特典会前からそういうのを妄想しては、ゾクゾクとしていた(変態)が、名前を書いてくれるのが現実になるのって贅沢・・・それだけでうっとりした(変態)。

何度か見たことのある星マークがついたサイン、さらさらーと書いてくので「おお~すごい」と言ってたら、ゆるゆると、「何がですかー全然すごくないですよー当たり前ですー」と返してくる。
「いやーだって本物がサイン書いてるの見るってすごいなーと思って」と、喋ってみるが特に返事はなかった。
書き終わると、カードをひらひらさせて書いた部分を乾かしながら、「ネコ好きなんですか?」と聞かれた。
おお、ふせんのネコを見たか!

会話のやり取りは以下。ちなみに始終、ハキハキというよりも、ゆる~とした話し方だった。 

み:はい、めっちゃ好きです 
タ:飼ってるんですか? 
み:飼いたいけど買ってないんです 
タ:えーなんでですかー
み:飼ったらいけない決まりになってるんですー 
タ:あぁ~、そうなんですね~僕もネコ飼ってるんですけど、全然懐いてくれないんですよ~ 

ここまできたところでアラーム。ちゃんとアラームかけて時間計ってんのか。 

はい、終了です~というスタッフの声で慌ただしく、握手をしたら、タクヤの手があったかいこと。 
いや、外で待ってた私の手が冷たいのじゃ。 
そして、席を立ちかけた時、「また会いましょう」の言葉で、ハッとホストちゃんのことを思い出して、「あっ! 広島見に行きます! 来年!」と言ったら、「お待ちしております」と返ってきた。 
これがまた、ゆったりとした口調で。 

あかん。さっきからこの人ごゆるりとしておる。
愛夜香モード…? いや、愛夜香さんは相手を「お前」って呼ぶキャラだからちょっと違うのか?
あー会話しなくてもいいからずーっと見ていたい。 
だから、世が世なら、侍りたい気持ちが湧いてくるんだよね~。

最後に、立ち上がって、ありがとうございましたと告げて出ようとすると、タクヤがこちらをちらりと見たので、思わず、失礼しますって言ってブースを出た。
言わざるを得ないような、物静かな圧。      
はあ、アイドルとそのファンって設定でよかったよ・・・これが先生と生徒なら、宿題提出しないとさらに課題の追加がある奴じゃん・・・面接官と面接受けに来た人だったら、口調と物腰は柔らかいけど、すっごく相手を見定めている奴じゃん・・・って何だそれ。 

思い返せば椅子に座って向き合って、ネコの話してただけだよ。 
私は話しながら、目の前の人を、さっきのホストちゃんVRみたいに眺めてただけだよ。 
行く前の妄想では、また好きです! と言ってしまうかなと思ってたんだけど、ホストちゃんVRで姿を見つめてたせいなんだろうか、本物見てうっとりするばかりだった。

会場を出て、また建物の裏側に回って、今度はシンの看板のあたりに並ぶ。 
今度の順番は結構後の方。まだ時間が来て、会場内に入ると、暖房が効いている気がした。 
あとは、BGMが流れているのに気がついて、耳を傾けていると「On the floor」が! 
えーと、この曲の音源って発売してたっけ、どうだったっけ、思い出せないけど多分無いよね、ああ~聴きてえぇぇぇぇと思いながら、順番を待っていた。 
待っている間、ブースの衝立(ついたて)から、黒髪がちょこっと見えたぞ。衝立よりでかいのか。 
途中で私よりも前の順番の人が入ってきたけど、間もなく順番がやってきた。 

携帯をスタッフに渡してブースに入ると、シンがニコニコ笑顔で立ち上がってて、お出迎え。 
でかいのとニコニコ笑顔のせいで、思わず私はその場でお辞儀をしてしまう。
椅子に座ってまずはツーショット。すーっと体を近づけてきて、笑顔のままで、ピースサインをするので、私も何となくピースサイン。
その後サイン。おずおずとふせんを差し出して、お願いしますと言ってしまう。
ふせんには、本名を漢字と英語、どっちかでお願いしますっていうのと、これまた賑やかしにネコの絵を書いた。 
日本語が出来るシン、漢字はどーなんだろう? と、ふと思ったので。
一応口頭で、「漢字か英語、好きな方どっちかで!」って言ったら、「おほっ!?」とちょっとびっくりされて、
「好きな方!・・・じゃー・・・英語で!」って書き始めたぞ。
漢字もできるもん!って、漢字に行くかなーと思ってたが、そうかー。そうなんかー。
「そうなんじゃー」とつい呟いちゃった。
書くのを見ながら、聞いてみた。 やりとりは以下。 

み:漢字は書けるんですか?
シ:書けますよ~
み:読めるんですか?
シ:読めますよ~
み:へーすごい
シ:でも、普段使っている言葉、台本に書いてある言葉? とか、簡単なのとかは分かるけど、名前は沢山あるから? ちょっと難しいです。

なるほどー喋り方もテレビで見るのと同じだ。イントネーションとか。

み:なるほどおおお~~ …
シ:他に聞きたいことはないですか?

み:んー、あ、クロスジンの新曲 …
(シン、ここで一瞬目が真剣になる。聞き取る為?)
み:聞きたいです。

シ:あ~(ちょっとだけ目をそらしてそのあと笑顔で)
シ:新曲、出ます、準備してます!
み:ほんとですか?
シ:期待して下さい
み:期待してます!聞きたいです

ここで時間が来たので、シンと私は立ち上がり、ありがとうございますと言って握手を交わした。
握手の手の力が思いの外、ちょっとぎゅっと込められたのにびっくりして、つい顔を見てしまった。くしゃっとした、いい笑顔だった。
シ:また来てください
み:はい
で、個別は終わり!

外出たくないよー! 寒い!
でもまあ、順番が後の方だったから、グループショットまでの待ち時間は長くなかったけど、もう、既に外の寒さに負けてたからな。これで風邪引いたら洒落にならんと思ったくらいだし。 

そして、グループショットは会場内の小高いステージにて。

テーブルに荷物を置いた人から列に並ぶ。

しばらくするとメンバーがやってきた!でけえええ~~そしてみんなかっこいいい~~!
キャスパーはもういないというのは寂しいんだけど、メンバーが揃っている所を久しぶりに見たから嬉しい~。 
そして衣装が何となくベージュ系から暖色系~~。タクヤのセーターが差し色~みたいな(笑)
シン君が、「みなさん、寒い中来てくださってありがとうございます」とかなんとか言ったあと、「We are CROSSGENE from asia!」のご挨拶。
続けてシンが「僕らもこの時を待ってたし、楽しい時にしましょう」みたいなことを話してた。もう少し長く話してたかな。 
でも喋ってる間にも会場に入ってくる人いるのに気がついて、 
「あ、まだあの方たちは聞けてないですね・・・ここはカットで」みたいなことを言うと、シン以外のメンバーは韓国語で、本人には言わないけど笑いながら何かごにょごにょと話してた。
そしてすぐに撮影開始。いつの間にやら1人目の方がステージにいるメンバーのど真ん中に入って撮影する様子に、待っている人たちからは小さな悲鳴が。え~~恥ずかしい~~とか、こんな形の始めて~~とか。自分が参加している様子を、他の参加者に見られるという、公開処刑スタイル。 

このスタイルも、SNUPERの特典会で経験しているので、ほほ~(笑)という感じで、冷静に受け止められたが、いやあ贅沢過ぎるね。やばいね。でかいし。あの中に入ったら絶対小人状態になる。
しかも至近距離で握手だよ。わああああ~ぐらいは思った(笑)

順番が近づくにつれ、私の前後の人も恥ずかしいとか言い出してたが、私も恥ずかしいんだけど、どうにも変なドキドキも、緊張も感じず、ついに私の番が来ちゃった♪←落ち着きすぎておかしくなっている

前の人が終わるのを見届けると、スタッフさんがこちらへどうぞーと言うのでステージに上がりかけると、セヨンさんがこちらを見て、どうぞ~と。
わーこれ贅沢過ぎ!と呟きながら、どうぞ~と言われるまま、真ん中に入っていくと、はい、行きますよーって声がかかるので、何の心の準備もできないまま、ピースサインをして撮影。
そして、メンバーの方を振り返って、まずセヨンさんからありがとうございました~と言いながら握手。
セヨンさん久しぶりだな。かっこいいなやっぱり。
タクヤは丁寧に、ありがとうございました。と、やはりごゆるりな感じ。そのキャラは素か。
続いてのシン、ありがとうございましたと言おうとしたら、英語で「センキュー(thank you)」って言ってきた!
思わず、「おっ」と声を出してしまい、数秒間、見てしまった。 
セヨンタクヤ周辺で韓国語でなにやら会話がなされたが、高さが高さなので空の上の会話のようで、気にはなるが見る余裕がない。
うっ、こっちも英語で…と思い、セ…と返しかけたら「ありがとう~♪」と言われたので、ぼそぼそと、ありがとうございますって返した。うううう・・・・
次はヨンソク。ヨンソクも久しぶりだな!実はちょっと嬉しい。 ありがとうございま~すで終わる。 
次がサンミン。ありがとうございま~すって、うわーサンミン、ニコニコじゃないか~♡
つい、できるだけの笑顔で返したよ。
スタッフから携帯を受け取って、ステージから降りてから、初めて、顔がにやけた。 
終わった・・・ついに終わった・・・。あまり沢山の事を考えると、感情が上下しそうだったので、仕事の時と同じく、なるべく「無」の気持ちでいるように努めていたけれど、本当は嬉しかったんだな、と感じた。 

しかしカバンを取りに行くまでの数秒間で、あっ!! と思い出した! 
シン! あやつ、さっきの個別でサインの名前を漢字か英語でって言ったの覚えていたな?
私の順番は後の方だったから、ついさっきのことだもんな。
ああもう、とっさに気がついて英語で返せばよかったー! という思いが湧いたが後の祭り、でもなんか楽しかったし、私が勝手に思うだけだけど、ウイットのある奴だなと思って、ちょっと好感を持った。

その後はまたも帰りの地下鉄の最寄駅をグーグルマップで検索して、ナビに「南西に進みます」って言われて、南西ってどっちや! とツッコミを入れて、地下鉄に乗って宿近くのスーパーとコンビニで買い物して宿に。(六本木駅めっちゃ近いじゃん。乃木坂駅からの徒歩はめっちゃ遠かった・・・。)
地下鉄では、私の前に並んでいた方と偶然出会い、少しだけ話をした。お疲れ様でした。

部屋に入って、サインしてもらったカードを見て、ワクワク。(←このワクワク感を現場で出せばいいのにね。出せなかった・・・)
私の写真写りは軒並み悪いし(素材の問題)、グループショットについては、やっぱり小人感が出てて(周りがでかい)、少し萎えたけど、でも楽しかったな。

⑤につづく

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